夜の学校、玉手箱

澤田眞宏です。日記です。宜しくお願いします。

2020-01-01から1年間の記事一覧

延べられた手を拒んだその時に、

大きな地震が起きたとする。わたしは瓦礫に腹を貫かれ死ぬ。こないだ買ったパソコンもバキバキのiPhoneもママも犬もぺしゃんこになった。遠くのあの人は、わたしが死んだことを知らない。会わない話さないわたしの存在が、彼の記憶から薄れていく。ずっとず…

想像上の嗅覚

きみの言葉を見ているとね、きみが今まで見てきたこと聞いてきたこと感じてきたことの香りがするんだ。ぼくはきみのことを何も知らないけど、なんとなく曲を聴いて思い浮かぶ情景とか香りってあるでしょ?そんな具合に。ぼくはきみについて、きみが教えてく…

あってもなくてもいいような4年間だった。

同期が卒業した。 仲良くもなければ悪くもない学科の友人たちが、つかず離れず助け合って卒論を書き上げた同期のゼミ生が、なんだかんだ縁が続いて卒業まで友人をしていた他学科他学部の同期が、卒業した。もう彼らの姿はキャンパスでは見られない。 休学し…

わたしを飲み込まない夜!

3/18度は庚申(60日にいちど訪れる、夜寝ると体内にいる虫がその人間の悪事を天帝に伝えて、人間の寿命が縮むといわれている禁忌の日)なので、夜学バーで庚申講をしていました。同年代らしき人がたくさんいて、とても楽しかったです。夜学バーにいるとあっと…

責任者はどこだ。

ここ一年、頑張ろう頑張ろうと自分に言い聞かせながら自堕落な生活をしている。頑張ったら疲れちゃうから頑張らないのが仕事だよ、と言い聞かせてもいる。頑張り方を忘れてしまった。 大学2,3年生の時は、1年生のときのツケを支払うように教職課程を含めた単…